TNYCCC#18 株式会社ゆきんこ・佐野水産株式会社さんの取組

【TNYCCC】
※“TNYCCC”とは、“TNY挑戦と創造通信”の略であり、
TNY=TEAM NEXT YONEZAWA、挑戦と創造=challenge&creation
通信=communicationを表します。
これからTNYの皆様の素敵な取り組みをご紹介させていただきます。

今回は「株式会社ゆきんこ・佐野水産株式会社」さんのご紹介です!

ゆきんこさんは米沢の伝統発酵食品「雪割納豆」の製造を行う納豆工場です。
納豆と糀を塩と混ぜて2度発酵させる独自製法で作られる雪割納豆は、その美味しさから置賜地方で数十年以上にわたり愛されてきました。前の製造会社が雪割納豆の製造終了を決定したことを受けて、「米沢だけの食文化を商業的に残すことは、文化保存でなく文化の継続発展を進める上で必要だ」と事業承継を決心し、2014年にゆきんこさんが起業されました。地域の伝統と子どもたちの豊かな食文化を育むため、市内の給食にも雪割納豆が提供されています。
上杉氏に縁を持つ伝統発酵香辛料「かんずり」を加えた「雪割納豆 かんずり入り」は、上杉の食文化を象徴する商品として米沢品質AWARD2019にも選ばれています。

ゆきんこ オンラインストア

米沢品質AWARD-雪割納豆 かんずり入り

そしてゆきんこさんの親会社である佐野水産さんは、国内外から鮮魚・水産加工品を集荷・仕入する卸売会社で、市内の小売店などに日々新鮮で美味しい海産物を届けています。

今年からは「米沢食の市場 土曜朝市」通称「よね市」にも力を入れています。
よね市では海産物の販売を中心に、多くの地元企業により農産物や畜産物、総菜やお菓子などの加工品が販売されています(週によって出店者は異なります)。
昨年までは年1回の開催でしたが、近年の鮮魚販売所の減少や「新鮮な魚を買いたい!」という市民の声から米沢食の市場実行委員会が立ち上がり、年1回から毎週土曜日に大きく頻度を増やして開催することとなりました。

<よね市>米沢食の市場 土曜朝市ホームページ

第1回から現在まで毎回多くのお客様が来場しており、社長の佐野 恒平さんは「今はスーパーで切り身を買う人が多いと思います。でも市場で売ってみると、魚丸一匹で買う人が意外といたり、丸一匹だからこそ買いに来る人がいたり‥‥“市場だからこそ買えるもの”があって、それを求めて買いに来てくれる人がいることを実感しています。そして売り手と買い手が顔を合わせることにも、いつも行くスーパーとは違う特別感があり、そこに市場の魅力と価値があると思っています。」とお話ししてくださいました。

株式会社ゆきんこ・佐野水産株式会社さん、ありがとうございました!