ゼオテックス羽毛ふとん

申請者情報

企業
株式会社シルキーリビング
米沢市直江町6-12
遠藤 優子
横山 隆
高橋 麗子
0238-22-0223
s-living@cat.omn.ne.jp
弊社のホームページsilky-living.co.jpで現在の活動や経過などを発信。

AWARD申請内容

:二次審査中


:産品

受賞を目指す産品やサービスの名称
ゼオテックス羽毛ふとん



自社開発のアルダスキルト羽毛ふとん画像。アルダスキルトは、クールゾーンがなく、保温力をアップします。綿100%(80サテン)の生地に、米沢市板谷地区産出の鉱石「ゼオライト」を超微粉末にしたものをプリント加工して、羽毛ふとんの裏生地に使用しています。ゼオテックスとは、ゼオライトを練り込んだ「わた」や「糸」そしてゼオテックスをプリント加工した「生地」など、全ての素材の総称になります。そのブランド名として「ゼオテックス (ZEOTEX)商標登録番号 第5807627号 登録名称ゼオテックス 平成27年11月20日」を使用。


申請する商品やサービス等の概要
ゼオテックス羽毛ふとん(従来の羽毛ふとんの機能改善)
〇羽毛ふとんのアルダスキルトによる羽毛移動防止および保温性のアップ
〇羽毛ふとんのゼオテックス加工生地による健康的な寝床内環境の確立
〇ふとんの側地・羽毛の種類・充填量により、販売価格は異なりますが、シングルサイズで44,000円~280,000円。ダブルサイズで58,000円~378,000円。
※お客様のご要望で、オーダーメイドのゼオテックス羽毛ふとんもお受けできます。


挑戦と創造のストーリー
国内において、昭和40年代より一般家庭において羽毛ふとんが普及してきました。
国内で生産される羽毛ふとんは、各工場が独自に開発した「立体マチキルト」という縫製構造を使用しています。

但し、この「立体マチキルト」には2つの大きな欠点がありました。
1つは、マチキルトの構造上羽毛を入れる吹き込み口を作らなければならず、ふとんを使用している間に吹き込み口を通して、羽毛が移動して片寄ってしまう事。
そして2つ目はマチの高さ。通常は4~4.5cm程の高さです。マチの高さを高くすれば保温性がアップするのですが、マチの高さを高くすることで、吹き込み口が大きくなってしまい、より羽毛の移動が起きてしまうという2つの問題がありました。

弊社の商品企画も、この問題に対してなかなか改善策が見つからず、苦労をしてきました。特に米沢市という場所は、夏は暑く冬は寒いという地域のため、厳冬期はより保温性の高い「羽毛ふとん」を求められました。
社内的に試行錯誤を繰り返してようやく完成したのが「アルダスキルト」という縫製構造です。このキルトは、マチが交差する吹き込み口で、羽毛を充填した後に閉じる「弁」のような縫製構造です。このキルトを開発したことで吹き込み口からの羽毛の移動を防止するだけでなく、マチの高さも8~10cmの高さを維持することで、より保温性の高い羽毛ふとんを作ることが出来ました。
地元の消費者の方から米沢の様な寒い地域でも温かい「寒冷地仕様の羽毛ふとん」と呼ばれ、親しんでいただいています。  (特許取得 No3168885)

寝具の快適さを表す言葉に、寝床内環境という言葉があります。いわゆる掛けふとんと敷ふとんの間の気温・湿度のことですが、羽毛ふとんが家庭において普及されてからは以前にくらべると、より快適な寝床内環境が作れるようになりました。
眠りとは精神的または肉体的に体を休める時間になりますので、寝ている間に健康を促進するための寝具を作れないかと考えました。
そんな時、山形大学工学部で地元米沢産のゼオライトで消臭効果をアップする研究をしているという情報が入りました。弊社もメーカーとしてその研究に参加させていただきました。

検査機関にて独自にゼオライトの様々なデータをとるうちに、消臭作用以外にいろいろな作用のあることが解りました。
それは、温熱・調湿・消臭・抗菌・防カビなど、快適なだけではなく健康を維持するために必要な作用や衛生面での作用です。その作用を活かして、今までにない寝具を開発しようと考えました。
具体的に新しい機能のある寝具を作るために、寝具素材として、このゼオライトを練り込んだ「わた」を作り、製造している敷きふとん(または敷パット)などの中素材に使用して、より健康な眠りを得ることができるように商品の改善を行いました。

さらに、生地にゼオライトのプリント加工が出来れば、いろいろな寝具に応用できるため、生地メーカーと話し合いを始めました。生地に加工するには、ゼオライトを今まで以上の微粉化に加工しなければならず、どれくらいの微粉末にするか試行錯誤が続きました。やっと適性の微粉末化で効果の上がる割合が解り、羽毛ふとん用の生地にゼオライトプリント加工が完成し、ようやく寝床内環境として今まで以上に健康的な環境を作り出すことに成功しました。


商品やサービス等の品質の高める工夫
弊社は寝具製造メーカーですが、アルダスキルトを開発した時は縫製するのにとても時間がかかりました。
アルダスキルトの縫製は、通常のマチキルトに比べ構造が複雑のため、どうしても時間がかかってしまいます。アルダスキルトでの量産体制を作るため、弊社と業務提携をしている工場数社に、アルダスキルトの外注依頼を行いました。
ところが、すべての提携先からうまく製造できないとの答えが返ってきて、他社で縫製を行うことができませんでした。

弊社で量産体制を組むため、自社工場のスタッフが試行錯誤を重ねて縫製をすることで、経験上の技術を習得し、縫製時間を短くするための努力の結果、自社工場で効率を上げて量産する体制を組むことが出来るようになりました。


商品やサービス等の独自性・価値
自社開発の「ゼオテックス羽毛ふとん」は、通常の羽毛ふとんと大きく次の点が異なります。

①アルダスキルトの開発により、マチの高さを高くすることで従来の羽毛ふとんよりも保温力がアップできました。

一般的な立体キルトの縫製は、マチの高さが4~4.5cmになっており、アルダスキルトの場合は8~10cm(最大で12cm)のマチの高さを可能にしました。かさ高の分だけ空気の層が膨らんで、体温を逃がしにくくなります。

②アルダスキルトにより、マチキルトの欠点である「吹き込み口よる羽毛の移動」がなくなり、羽毛が片寄らず長くお使いいただいても快適な羽毛ふとんになりました。

③羽毛ふとんの裏生地に、ゼオテックスのプリント加工生地を使用することにより、保温力はもちろんのこと、寝ている間の健康促進に期待が持てます。

ゼオテックスの作用については、以下の作用が有ります。

〇温熱作用(健康面)
ゼオテックスの放射する育成光線(遠赤外線)により、血流や新陳代謝の促進が期待できます。

〇消臭作用(快適さ)
ゼオテックスは、強力な吸着力を持っており、不快な臭いなどを短時間で消臭します。

〇調湿作用(快適さ 寝床内環境)
湿度が高くなると水分を吸収し、乾燥してくると放湿して常に快適な湿度を保ちます。

〇抗菌・防カビ作用(衛生面)様々な細菌やダニの発生・繁殖を妨げ抑制するため、いつも衛生的で快適です。

今までの羽毛ふとんと比較しますと、より衛生的で快適な寝床内環境を作れるだけでなく、健康的な睡眠がとれる羽毛ふとんになります。


商品やサービス等に対する評価
モニターでお使いいただいた方からは、大変快適であたたかいという評価をいただいています。
購入されたお客様の中には、最初は自分で使用するためのご購入でしたが、ご家族の方の分もという事で複数の羽毛ふとんをご購入いただけるケースが増えています。また、自社製造という事で、羽毛の充填量についても増量などお客様からのご要望でお作りするご注文も増えています。


情報発信の手段
現在、ゼオテックス羽毛ふとんは、自社運営店舗「カーテンホーム21・ふとんスタジオ」の主力商品と位置づけ、テレビコマーシャル・ホームページでの情報発信とともに、チラシや接客による具体的な説明なども行うことで、幅広い消費者にアピールを行っています。今後の情報発信について、自社のホームページやSNSも視野にいれて幅広く情報を発信していきたいと思います。
(自社運営店舗 カーテンホーム21ふとんスタジオHP:http://www.ch-21.jp
(現在、ラインの認証申請中です)


評価を活かす仕組みや体制
自社店舗でのお客様からのご意見・ご希望など広く情報を集め、商品を開発する際には複数の社員のモニターを行い、必要があれば店舗での一般の消費者の方にもモニターをお願いしています。商品化にあたっては、モニターの方からの貴重なご意見を収集・まとめ、素材の機能性・作用についても公的検査機関に依頼して必要なデータを蓄積して商品を開発していきます。

社内に「お客様相談室」を設けて、お客様のご意見そしてご要望、ご購入商品の使い方・メンテナンスのご説明、お客様からの商品についてのクレームなどの対応をしています。(お客様相談室:0120-232-930(担当:横山))


今後の計画
前述にご説明した「ゼオテックス」の機能性を活かし、開発商品を寝具だけに限らず、居住など生活空間をより快適で衛生的かつ健康的な空間を作り出すような商品を開発することを考えています。
生活環境の改善のために、ゼオテックスを使用した新しいタイプの「オーダー・カーテン」及び「絨毯」の商品化を2020年までに完成することを計画しています。


米沢への貢献
米沢の産品としては、やはり米沢織や米沢牛など産品の頭に「米沢」が付くものが有名ですが、もともと米沢はモノづくりの町。米沢ブランドに各社協力していくことでいろんな分野での新しい名品が生まれることと思います。弊社は寝具メーカーとして、米沢から今までになかった新しい機能を持つ寝具を作り、ふとんイコール米沢とイメージして頂けるように、商品開発に力を注ぎたいと考えます。




一般的なふとんのキルト(立体キルト)とアルダスキルトのマチ高の比較画像。アルダスキルトの構造ですが、メッシュのテープでマチキルトを作ります。メッシュテープを用いるのは、空気が各マスを通り抜けて空気の層を作るためです。 アルダスキルトの場合は、一般的なマチキルトのかさ高より、高くすることが可能のため、テープ幅の広いものを使います。 キルトの構造は、テープを折り曲げてリング状に縫製し、羽毛を充填するときに折り曲げたところから筒を挿入して羽毛を充填します。充填後に筒を抜きとると折り曲げたところが戻ることで吹き込み口を閉じて、羽毛の移動を防止する事になります。






調査員評価集計結果

問1.秀でた「挑戦と創造」のバックグランドを感じる
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問2.「優れた品質」や「他にはない価値」を感じる
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問3.販売・広告活動等優れた取り組みをしている
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問4.米沢を代表し、米沢ブランドを高める事に貢献しそう
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問5.これからも更なる進化が期待できる
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評価 (4.5 / 2)

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3 コメント作者
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りさぶろう
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アルダスキルトという縫製技術と、健康や衛生面でも大きな効果がある米沢産のゼオライトを応用可能にしたプリント加工技術の開発は、挑戦と創造が成し遂げたものですね。

インキュベーションポートやまがた株式会社
評価 :
     

米沢のものづくりの品質の高さを証明できるような商品だと思いました。ぜひ使ってみたいです!応援しています!